洗濯機の乾燥機能はどんなのがある?
今回は洗濯機の乾燥機能についてまとめてみます。
◇洗濯機の乾燥機の種類
乾燥機能をもつ洗濯機は大きく
・洗濯乾燥機
・簡易乾燥機能付洗濯機
に分類されます。
・洗濯乾燥機
乾燥機能が付いた洗濯機です。
温風もしくは熱風を使って乾燥までを行えます。
・簡易乾燥機能付洗濯機
洗濯機に送風機能が付いていて、主に化繊の衣服を乾燥させるための機能です。
普通の衣類は完全に乾かすことはできないので、本当に簡易的な乾燥機能という感じです。
熱風で洗濯物を乾かす乾燥機能とは似て非なるものと考えた方が良いでしょう。
◇洗濯乾燥機の乾燥方式
洗濯乾燥機の乾燥方法には大きく分けて、“ヒートポンプ乾燥方式”と“ヒーター乾燥方式”の2種類があります。
・ヒートポンプ乾燥方式
低温風で洗濯物を乾かします。
低温で乾燥させるため比較的衣類が痛みにくい特徴があります。
また、乾燥中も周囲が暑くならないなどのメリットがあります。
ヒートポンプとはエアコンなどにも採用されている、少ない電力で空気中から熱エネルギーを集め利用する省エネ技術です。
そのため、省エネ性能に優れており、電気代を抑えることができます。
・ヒーター乾燥方式
ヒーターで温めた熱風で洗濯物を乾燥させます。
ドライヤーで洗濯物を乾かすイメージです。
高温の熱風のため、ヒートポンプ乾燥と比べて衣類が痛みやすいです。
また、乾燥時の湿気を水で冷やして排水する水冷・除湿タイプや、70度程度の熱風で乾燥させ、水蒸気を空気中にそのまま排出する排気タイプがあります。
◇縦型とドラム型の乾燥機の違い
縦型とドラム型で比較すると、ドラム型のほうが乾燥に優れています。
縦型とドラム型の違いは以下のようになります。
・縦型タイプ
縦型横回転の遠心力で衣類をかくはんしながら温風を当てて乾燥させます。
洗濯槽に衣類が張り付いてしまう分空気が通りにくく、乾燥に時間がかかります。
衣類が遠心力で張り付くため、ドラム型に比べるとシワになりやすいです。
・ドラム型
回転するドラム内で洗濯物が上から下に落ちる間に温風を当てて乾かします。
衣類がほぐされながら乾燥するため縦型に比べてシワになりにくい特徴があります。
◇まとめ
乾燥機を使うなら、簡易乾燥機能洗濯機ではなく、洗濯乾燥機を選ぶとよいでしょう。
洗濯乾燥機は、乾燥させる方法としてヒーター乾燥とヒートポンプ乾燥がありますが、衣類も痛みにくく省エネなヒートポンプ乾燥のほうが優れています。
縦型洗濯機とドラム型洗濯機では、ドラム型洗濯機の方がしわになりにくい特長があります。